予算100万円で手に入るロレックスは? 11モデルを紹介
ロレックスの腕時計と聞いて、「少なくとも数百万円の資金が必要」と考える人は少なくないでしょう。しかし、実は100万円以下の予算でも、将来的に人気が出るモデルや有名モデルを購入できることがあります。
本記事ではChrono24(※)のデータを参考に、予算100万円で手に入るロレックスをまとめました。各モデルの特徴を比べながら、自分にぴったりな腕時計を探してみましょう。
(※)世界中の販売業者が集まる、高級時計のマーケットプレイス。
1.オイスターデイト プレシジョン 6694
1950年代から約30年にわたって製造されていたロングセラーモデルです。ロレックスの歴史を感じさせるたたずまいが特長的ですが、製造年によってケース径やブレスの構造などが異なります。
唯一無二のヴィンテージウォッチが多いため、他人と被らないモデルを探している人に向いています。
モデル名 |
オイスターデイト プレシジョン |
リファレンスナンバー |
6694 |
製造年 |
不明 |
ケース素材 |
ステンレス |
文字盤のカラー |
シルバー |
取引価格 |
42万5,810円 |
過去10年の価格上昇率 |
+65.00% |
※ケース素材や文字盤のカラーは製造年で異なる(以下の商品も同様)
※2023年6月時点のデータ
2.オイスター プレシジョン 6426
防水や防塵、精度などにこだわりが見られる、1960年代製造のヴィンテージモデルです。製造から数十年が経っても、状態が良いものはほぼ正確に動き続けています。
信頼性が高いムーブメントなので、実用性のあるモデルといえるでしょう。
モデル名 |
オイスター プレシジョン |
リファレンスナンバー |
6426 |
製造年 |
1970年 |
ケース素材 |
ステンレス |
文字盤のカラー |
シルバー |
取引価格 |
42万7,601円 |
過去10年の価格上昇率 |
+65.79% |
3.エアキング 5500
ヴィンテージ初心者から人気を集めている、シンプルな見た目が特長的なモデルです。最も古いものは1950年代に製造されており、数十年が経った現在でも取引価格が上昇しています。
マイナーチェンジが度々行われており、店舗での流通量も多いため、細部にこだわりながら購入するモデルを選べるでしょう。
モデル名 |
エアキング |
リファレンスナンバー |
5500 |
製造年 |
不明 |
ケース素材 |
ステンレス |
文字盤のカラー |
シルバー |
取引価格 |
54万0,166円 |
過去10年の価格上昇率 |
+65.37% |
4.バブルバック(オイスターパーペチュアル デイト)1500
防水性能を備えた自動巻きのオイスターパーペチュアルは、総称して「バブルバック」と呼ばれています。ロレックスの中でも特長的な形状で、裏蓋が泡のように膨らんでいます。
本モデルはデイトジャスト機構が備わっているため、表示されている日付が瞬時に変わります。
モデル名 |
オイスターパーペチュアル デイト |
リファレンスナンバー |
1500 |
製造年 |
不明 |
ケース素材 |
ステンレス |
文字盤のカラー |
シルバー |
取引価格 |
53万5,658円 |
過去10年の価格上昇率 |
+75.67% |
5.エアキング 14000
「エアキング 5500」の後継にあたるヴィンテージモデルです。基本的なデザインは継承されていますが、毎時2万8,800振動のCal.3000が搭載されたことで、ムーブメントが高精度になりました。
実用性の高さが評価されており、2010年以降は取引価格が順調に上昇しています。
モデル名 |
エアキング |
リファレンスナンバー |
14000 |
製造年 |
不明 |
ケース素材 |
ステンレス |
文字盤のカラー |
ブラック |
取引価格 |
65万4,162円 |
過去10年の価格上昇率 |
97.25% |
6.デイトジャスト 1601
1960年代~1970年代に製造された、デイトジャストの第三世代にあたるモデルです。最高傑作とも呼ばれるムーブメントのCal.1570が搭載されており、見た目の高級感だけではなく実用性の面でも優れています。
製造年によってデザインが大きく変わるため、個性的なモデルを探している人にも向いているでしょう。
モデル名 |
デイトジャスト |
リファレンスナンバー |
1601 |
製造年 |
1966年 |
ケース素材 |
ステンレス |
文字盤のカラー |
シルバー |
取引価格 |
66万5,655円 |
過去10年の価格上昇率 |
+96.38% |
7.バブルバック(オイスターパーペチュアル) 3131
ケース素材にゴールドが使用された高級感漂うヴィンテージモデルです。状態や希少性によって相場が異なり、安いものは70~80万円、高いものは200~300万円で取引されています。
状態の個体差が大きいため、購入時には信用できる店舗を利用し、細部までコンディションを確認しましょう。
モデル名 |
オイスターパーペチュアル |
リファレンスナンバー |
3131 |
製造年 |
不明 |
ケース素材 |
イエローゴールド |
文字盤のカラー |
ホワイト |
取引価格 |
68万5,748円 |
過去10年の価格上昇率 |
─ |
8.エクスプローラーI 14270
シャープなデザインが特長的な、1990年~2001年に製造されたモデルです。前作(Ref.1016)からはムーブメントや風防の素材、インデックスの縁取りが変更されており、実用性や耐久性が大きく向上しました。
ヴィンテージとして根強い人気があり、2010年頃から取引価格が2倍近く上昇しています。
モデル名 |
エクスプローラーI |
リファレンスナンバー |
14270 |
製造年 |
不明 |
ケース素材 |
ステンレス |
文字盤のカラー |
ブラック |
取引価格 |
87万4,605円 |
過去10年の価格上昇率 |
+81.48% |
9.デイトジャスト 16234
2005年まで製造されていた比較的新しいヴィンテージモデルです。ケース素材にホワイトゴールドが使われており、高級感のあるデザインに仕上がっています。
過去10年の価格上昇率を見ると、根強い人気があることもうかがえます。100万円以内で手に入れたい人は、さらに相場が上がる前に購入を考えましょう。
モデル名 |
デイトジャスト |
リファレンスナンバー |
16234 |
製造年 |
不明 |
ケース素材 |
ゴールド/スチール |
文字盤のカラー |
シルバー |
取引価格 |
96万6,841円 |
過去10年の価格上昇率 |
+102.56% |
10.エクスプローラーII 16570
1988年頃から製造された、エクスプローラーIIの第三世代モデルです。シンプルなスポーツタイプではあるものの、独特な赤い24時間針を搭載することで、おしゃれな雰囲気が演出されています。
2023年6月現在の相場は約130万円ですが、今後の値動きによっては100万円以下で購入できるかもしれません。ただし、相場を下回るものはコンディションが悪い可能性があるため、購入前には状態を細かくチェックしましょう。
モデル名 |
エクスプローラーII |
リファレンスナンバー |
16570 |
製造年 |
不明 |
ケース素材 |
ステンレス |
文字盤のカラー |
ホワイト |
取引価格 |
128万6,833円 |
過去10年の価格上昇率 |
+124.00% |
11.サブマリーナ デイト 16610
1988年~2010年まで製造された、4世代目のデイト付きサブマリーナです。風防にサファイアガラスが使われており、完成度の高いダイバーズウォッチに仕上がっています。
2019年からは相場が100万円を超えていますが、2022年5月頃のピーク時に比べると(約175万円)やや下がっています。取引価格が安い時期を狙って購入すれば、将来的に大きなリターンを狙えるかもしれません。ただし、相場を下回るものはコンディションが悪い可能性があるため、購入前には状態を細かくチェックしましょう。
モデル名 |
サブマリーナ デイト |
リファレンスナンバー |
16610 |
製造年 |
1993年 |
ケース素材 |
ステンレス |
文字盤のカラー |
ブラック |
取引価格 |
145万7,426円 |
過去10年の価格上昇率 |
+107.94% |
5年後や10年後の売却を見据えてロレックスを選ぼう
ロレックスの腕時計には、100万円以下で取引されていても価格が高騰するモデルが多く存在します。そのようなモデルを狙えば、5年後や10年後に大きなリターンを得られるかもしれません。
将来的に売却することも意識して、予算や目的に合ったモデルを選びましょう。
なお、価格相場よりも極端に安いものは、コンディションが悪いなど何らかの問題を抱えている可能性があります。相場より安いからといってすぐに購入するのではなく、現物確認や販売店への詳細の問い合わせをしましょう。