洋古書は「ジャケ買い」でも楽しくて、保管も難しくないお手軽なコレクション【『北澤書店』4代目店主:北澤里佳さん】

    2023.07.13

    明治35年に創業された、東京・神保町にある洋古書専門店『北澤書店』内で新たなブランド「KITAZAWA DISPLAY BOOKS」を立ち上げ、インテリア・ディスプレイ向けに販売を行うという大胆な改革を行った4代目店主・北澤里佳さん。アパレル業出身という古書業界では異色の経歴を持つ里佳さんのビジネス観──さらには、その独自な視点からの「洋古書コレクション」の魅力に迫ってみました。

    とにかく「このままお店が無くなる」のだけは嫌だった…

    1902年(明治35年)、曾祖父にあたる初代・北澤弥三郎氏が18歳のころ、国文学書専門店として設立した「北澤書店」。東京大学で英米文学教授の職に就いていた二代目の祖父・北澤龍太郎氏は、(太平洋戦争)戦時中から海外の情報に触れていくなか、「これからは西洋の思想を学ばないと日本は発展途上のまま孤立してしまう」と痛感し、終戦後に家業を継いで、海外から本を取り寄せ販売する洋書販売をスタートさせ、三代目の父へと引き継がれていく──そのような由緒ある老舗書店の娘として生まれた北澤里佳さんは、大学を卒業後、洋古書店とはまったくの異業種であるアパレルの世界へと身を投じます。
    学生のころ、スケボー映画『Lords of Dogtown(ロード・オブ・ドッグタウン)』を観て、どっぷりストリートカルチャーにハマってしまい、ファッション関連の仕事に興味を持つようになったんです。なので、大学卒業後にセレクトショップ『SHIPS』の正社員として入社し、メンズファッションを担当していました。

    (就職先を)両親に話したときは大反対されました。「家業を継ぐ」まではいかなくとも、せめてもうちょっと「本」に近い職業に就いてほしかったようです。だけど……私としては、どうしてもやってみたかった。やっと社会人になれて 「“家” から解放されたい」という反抗心的な感情もあったことは否定できません。
    ──そんなさなか、「あえて家業を継ごう」と心変わりした理由は?
    『SHIPS』ではいろんな経験もさせてもらって、それなりに楽しく、大きな不満もありませんでした。しかし「自分が40代50代になったとき、このまま満足できているのかな?」という不安もあって……。

    当時はほとんど実家に寄り付かなかったのですが、「たまには帰ってみようかな…」と、顔を出してみたら……お店はどんどんと縮小され、両親が二人でほっそり働いていました。インターネットが普及し、書店を介さなくても個人で安く本が入手できるようになって、さらには電子書籍の普及や英米文学の減少により売り上げは下がるいっぽう。2フロアあった書店はワンフロアに縮小、新刊部門も廃止──従業員も全員去ってしまい、かなりの経営困難に陥っている惨状を目の当たりにしてしまったのです。父も母も元気がなくて「もうやめよっか」って感じで……。

    こうした弱音を耳にしたとき、最初に頭に浮かんだのは「嫌だな…」という想いでした。なんの根拠もないのですが、私は「なにかしらのかたちでお店は継続していくもの」と勝手に思い込んでいた──「誰かが継がなければお店が無くなる」「両親も老いていく」という “当たり前” を、そのとき初めて実感しました。

    とはいえ、私は英語もほとんど話せないし、英米文学の知識も全然なかったし……。ただ、知識がないなりに店内をパッと見渡してみたら、ジャケット──装丁が「イカしているな」って、ピンときました。「こんなに素敵なデザインの本が、海外まで行かなくても日本で買えるのか!」ということに、ようやく気づいたのです。
    ──「灯台下暗し」ってやつですね?
    はい(笑)。これまでは「本=勉強するためのアイテム」としか解釈していなかったのですが、もしかすると、この「素敵なジャケット(装丁)」自体がビジネスにつながるのではないか……と、直感しました。見た目がお洒落だったら、カフェとかに “鑑賞” 用に “ディスプレイ” することも可能なのでは……と。

    アパレル業で学んだ「柔軟な発想」を洋古書店経営に活かす

    アパレル業時代は「販売」からスタートし、店舗舗装飾やVMD(ビジュアル・マーチャン・ダイジング)などの業種を経つつ、「売上を伸ばす空間づくり」に携わってきたという里佳さん。「どういった見せ方をしたらお客様の好奇心を掻き立てられるのか」を専門としてきた彼女の眼に、「北澤書店」はまさしく “宝の山” だったと回想します。
    とにかく「もったいない!」という気持ちが強かった。やれるだけのことをとことんやりきったうえでダメなら、諦めもつくけど、まだなにかチャレンジできる余地があるなら、ここまで懸命に集めてきた「宝物」を手放すのは、今じゃない! 

    「SNSを活用してみては?」みたいなアドバイスを両親にしたりもしていたのですが、やはり年齢的に限界がありました。だったら「自分でやるしかないな」と転職──「四代目」になることを決意しました。20代のころはけっこうヤンチャしまくってきて、親のありがたみもようやくわかってきた時期だったし、自分がこれまで培ってきたスキルを活かして、両親を助けられるって、ちょっとかっこいいな……って(笑)。
    ──「スキルを活かす」にも、アパレル業と洋古書経営は一見あまりにかけ離れているイメージがあるのですが?
    アパレルは「ビジネス」にシビアな世界です。そして、私もお金は大好きです(笑)。良くないお金の流れ方は嫌いですが、商人として「三方良し」という言葉が好きなので、「お金を払ってもらえる」だけの対価がある物だけを提供したい──「工夫次第でビジネスは展開できる」という柔軟さを、私はアパレル業界で学びました。

    その「柔軟な工夫」によって、どうにかして「文化的資産を守ろう!」としている人たちが評価されるよう、スポットを当てることができればいいなと考えています。

    リニューアル当初は批判の声が大半だった

    「価値がある物でも認知を怠ると知られないまま消えていく」── “真実” ではあるものの、つい見逃されがちな “側面” に着眼した里佳さんは、父親のもとで初版本やサイン入りのレアブック(稀覯本)……などの知識を得ながら、並行して「ディスプレイ用」の洋書を販売するビジネスにも注力します。
    まずは内装を徹底的に変えました。当初はコーポレートカラー一つ取っても破茶滅茶な状態でした(笑)。無秩序に赤色が散らばっていたり、商品を白熱灯でガンガン照らしていたりしていたので、コーポレートカラーを「深緑」に統一し、白熱灯を黄色目の照明に変え、通常の本屋だとありえないのですが、ダウンライト調にしてみました。
    あと、作家名などでセクション分けをする表示を立てず、極端に言えば「自分で探してください」という体裁にしました。「じっくり探していたら、新しい発見もあるかもよ…」と。カテゴリーは大雑把です。「美術」「英米文学」……みたいに。「本屋らしさ」や「探しやすさ」にはこだわらず個人宅の「書斎」をコンセプトに、空間全体を統一感のある内装にしたかったんです。

    SNSのアカウントをつくり、ホームページも新しくしました。スタッフもおらず予算もなかったので全部自分でやりました。内装費や新規販路開拓にかける資金もなかったため、商工会議所に何度も通って書類を書いたり面談したりして、助成金や融資も利用しました。

    内装後は店内に装丁重視のディスプレイ用コーナーを広くつくり、インテリアとして置くために来店されたお客様にとっても気軽に、堂々と選べるようにしました。ディスプレイワークは洋服をコーディネートする楽しさと似ています。店頭に買いに来て下さるお客様が同様な感覚で本を選んでくれる姿を見ているだけで、ワクワクもします。
    ──そのような「劇的なリニューアル」に対する周囲の反応はどうだったのでしょう?
    正直、始めたばかりのころに、この “変化” を喜んで受け入れてくださったのは少数派だったと思います。ほとんどの人たちは「あの北澤書店も装丁でのビジネスを行うようになった」「北澤書店も終わった」……と、お客様だけでなく同業者の方々も大半は否定的でした。ツイッターでも炎上して、「本屋としてプライドを持っているなら店をたため」「この女が伝統を台無しにした」……などと揶揄もされました。

    私自身は良くも悪くも他人に無関心なところがあり、心のダメージはあまりなかったのですが……ただ、自分のやり始めたビジネスで父までも反感を買われてしまったことは心苦しかった。けれど、私が「恥ずかしい」と感じながらやっていたら、応援してくれたり買ってくれたりするお客様を裏切ることになる──だから、どんなことを言われても、私は一貫して堂々とすることに決めました。その後、周囲の反応がどうなったのかはわかりません。(最近は)あまり聞こえてこなくなったかな……って印象ではあります。単に、スルースキルが身についただけかもしれませんが(笑)。

    コロナ禍以降、海外からのお客様も増えつつある?

    ホテルやカフェなどの内装の一部として商品を提供することもあれば、モデルハウスの “インテリア” として洋古書で飾りつけをしたり……。ときには、商業施設のコンセプトに見合った店舗デザインのプロデュースに関わることもあるらしく、いまや『北澤書店』は「本を売る」だけではなく、従来の古書専門店にはないビジネスモデルを開拓し続けています。
    実際に「研究」目的で洋古書を購入なされる層はどんどんと減っていて……とくにコロナ禍はステイホーム時期が続き、ご自宅のインテリアに注力される方も増え、7〜8割以上はディスプレイ用目的のお客様が訪れるようになりました。
    ──客層は?
    男女問わず、年齢は20代から80代まで……と、客層はさまざまです。「研究」目的の先生に、「ディスプレイ」目的のデザイナーさん、個人の方々……、そしてコロナ禍が落ち着いてきた昨今は、海外から「読む」目的で来店してくださるお客様がぐんぐん増えている感触です。

    不思議な話なのですが、海外で(外国人の人たち古書を入手できる)本屋さん自体が、日本よりも急激に少なくなってきているらしく……「逆輸入」というかたちで──例えるなら、日本人がニューヨークで夏目漱石の『吾輩は猫である』の日本語版の古書(初版や第〇版など)を見つけて、それを買って帰る……みたいな現象が起きているようです。
    ──我々 “ビギナー” でも比較的買いやすい洋古書を教えてください。
    “稀覯本” まで本格的ではないけど “新刊” でもない……くらいの、いわゆる〝ヴィンテージ〟な本は価格もリーズナブルでジャンルも幅広く、気軽に購入でき、人気もあります。兼ねては、「所有し続けること」によって価値が高まる可能性も十分にあり得ます。安くてお小遣い程度の金額で買えるものもたくさんありますから、むしろ若い人たちでも簡単に “入門” できる「コレクション」の一つなのではないでしょうか。

    あらためて「紙の本」が再評価される今の時代

    里佳さん曰く、洋古書は「コレクション」という観点からしても、「あらゆる魅力が詰まっているイチオシのジャンル!」なのだそう。
    私たちが扱う「古書」は、いわゆる「古本」とは違ったジャンルになります。「古書」は、初版やサイン本・絶版モノ・私家本・プルーフ本(=実際に出版する前に試し刷りして身内のみで保管するもの)……などの “レアアイテム” です。

    一点もので “骨董品” としての価値もあるため、すでにコレクターは世界中に実在します。作者だけではなく、装丁作家のコレクターもいます。誰しも「ビンテージ」や「アンティーク」というキーワードには惹かれるものがあるでしょうし、古書を「美術品」として捉えている人も少なくありません。著名な研究職の方々が、読みはしないけど、自身の本棚の品格を高めるために購入するというケースもあり、そのコレクションの基準は多岐にわたります。

    近年では「インターネットへの依存過多状態」も一段落したのか、あらためて「紙の本」が再評価されつつあるんです。 “代替不可能” であることや使うほどに生まれる “愛着” は「紙」ならではの特性であり、その手触りや匂い、ページをめくる音、紙の質感……諸々、 “味覚” 以外の五感が刺激されます。ある意味、アートを愛でる感覚に似ている気がしなくもありません。
    ──じゃあ、我々の本棚の隅っこに眠っている本が、いつの間にか “お宝” に化けていることも……!?
    古書は、元から高い値段で購入したものが値上がりするケースだけではなく、雑誌を買う程度の金額で購入した……極論すれば、無料で手に入れたものに数十万円もの値がつくケースもあります。大御所のイラストレーターや画家さんが無名時代に装丁を手掛けていて、それがほとんど出回っていない稀少品だったりすると、驚くほどの値段になったりすることもあります。

    この記事を読んでくださった皆さんも、自分では価値がわからない雑誌や書籍が自宅や親せきの家に転がっているかも……(笑)。なので、捨てる前にまず当店にご相談ください。洋書じゃなくてももちろんOK!お待ちしております。

    「投資」の面では、ある意味アートよりローリスク・ハイリターン?

    「本」をはじめとする紙媒体は、昔から “情報の源(みなもと)” であり、このインターネット全盛の社会においても “一次情報の発信元 ” として、いまだ「資料的価値」が高いことに変わりはありません。しかも、古い書物はどんどん無くなっていくいっぽうなので、その稀少性は反比例して増していく──ゆえに、「洋古書コレクション」は「投資」の面でも “狙い目” とのこと。
    絵画ほど買値が高くないし、コレクター市場もアートやワインとかと比べると全然小さいので、入手がしやすい──そしてイギリスの小説家・ アーノルド・ベネットのエッセイにも「本のある空間に身を置くだけで人は生活が豊かになる」という一言があるように、所有しているだけでも豊かな気持ちになれます。先にも申したとおり、もらい物に近いかたちで入手した洋古書に、いきなり信じられない高値がつくことも珍しくありませんから、ギャンブル性はアートにも勝る。しかも「ローリスク・ハイリターン」な……という見方もできます(笑)。つまり、「投資」の対象としてもポテンシャルは相当に高いと言えます。本は小さいので、大仰な保管スペースを確保する必要ありませんし……。ましてや、それが自分の好きな作家さんだったら、飾りながら寝かせるのも楽しいかと思います。
    ──『北澤書店』が現時点で所有している洋古書総数と、その資産価値はどのくらい?
    冊数は2〜3万冊くらい……かな? 一冊何千万円といった高値がついている “商品” もありますが、(洋)古書はたった一人が「これが欲しい!」と願い出てきただけで価格がガンと跳ね上がる──たとえば、アートは一定多数の人たちが評価することによって、資産価値が相対的に決定されるものですが、(誤解を恐れずに言ってしまえば)我々の業界は「言い値」のビジネスなので、資産価値を数値化するのは困難です。

    EDMUND DURAC FAIRY BOOK FAIRY TALES OF THE ALLIED NATIONS (1916)/¥151,800(tax inc.)

    ──(洋)古書を二次売買できるような場はあるのでしょうか?
    私どもが古書を仕入れる方法には、「共同古書組合」内で行われる「オークション」、あるいは「交換会」がありますが、残念ながらこれらは “業者専門” で、一般の人たちは参加できません。ですから、個人の場合は「ネットオークション」か、古書の専門店に持っていくのが、やはり一番手っ取り早いでしょう。
    ──保管法で注意すべき点は?
    洋古書の場合は、ほぼありません。本は……とくに昔の古書はとっても頑丈につくられていますので、あえて言うなら「湿気の高すぎる部屋に置かない」くらいでしょうか。

    「なるようになる」という表現は極端ですが……たしかに本は置けば置くほど劣化はしていきます。ただ、その「劣化」は決して “悪い変化” ではないと私は割り切っています。『北澤書店』では200年300年前の本を取り扱ったりもしていますが、それらの劣化は年月を経た証(あかし)です。逆に「劣化させたい」というお客様もいます。

    「コレクション」は「自分自身を知ることができる行為」

    最後に。洋古書を “コレクション” するにあたっての、里佳さん本人の “こだわり” を。加えて、洋古書ほか……コレクターを志願する読者の皆様にメッセージをいただきました。
    私は一応 “売る側” ではあるのですが、とにかく「自分が好きかどうか」「欲しいかどうか」が、なによりも目安になります。そもそも「本当に欲しいもの」って、なかなか手に入らないじゃないですか。でも、私は手に入るまでのプロセスを楽しむことこともコレクションする醍醐味だと思っています。このポリシーは個人的なコレクションでも商売上の仕入れでも変わりはありません。その本に対する熱量がなければ、買うかどうか迷っているお客様に強くおすすめもできませんしね。

    あと、私は性格的に「形から入るタイプ」なので(笑)、とりあえず、装丁も含めその本が醸し出す雰囲気だとか背景だとか──そういうインスピレーションを重視するようにしています。

    また、商売人として「売れる・売れない」の見極めも当然大事ではあるんですけど、自分の場合、仮に「自分が好きで購入した本が売れなかったとき、それをどうやって売ろうかな?」と考えることが好きなんです。アパレル時代も、売れなかった商品が見せ方次第で飛ぶように売れる……という実体験が多々ありました。
    ──コレクター初心者が「形から入ること」も決して悪くはない……と?
    そのとおりです。レコードにしても本にしても「ジャケ買い」っていうのは必ずあると思うんです。そんなライトな感覚でまずは買ってみる──それでいいんじゃないでしょうか?ついでに読んでみたら「意外と面白かった」となれば、もっともっと作家さん本人のことを知りたくなって、自分自身の知見もいっそう深まっていき……そのプロセスをダイレクトに実感できるのが本の魅力です。

    なにかをコレクションするということは「自分自身を知ることができる行為」──自分自身が何者なのかを追求すればするほど、新しい「本」や「アート」などに出会ったとき、自分が持っているフィロソフィー(哲学)と対峙することで、また新たな発見が生まれてきます。

    私の好きな言葉の一つに「最終単位は全て人」という言葉があります。だから、アートに関しても「この作品いいな」と思っても、アーティストのフィロソフィーにピンとこなかったら私は買いません。結局のところ、私たちの身近にある知的財産のすべては、最終的に “人” に行き着くのです。

    3代目である実父の北澤一郎さんと

    【プロフィール】
    北澤 里佳(きたざわ りか)さん
    1986年東京都生まれ。日本女子大学家政学部卒業。セレクトショップ『SHIPS』でアルバイトを経て正社員として入社。販売員を経て、その後はVMD(ビジュアル・マーチャン・ダイジング)など、店舗の空間づくりに携わる。2016年、同社を退職し、『北澤書店』4代目として「KITAZAWA DISPLAY BOOKS」をスタート。

    北澤書店HP:http://www.kitazawa.co.jp/index.html
    公式インスタグラム: https://www.instagram.com/kitazawa_books/
    COLLET Myページ:https://collet.am/collectors/bca742f7-60e1-4a85-a8b3-732a4e80906d/items
    「KITAZAWA DISPLAY BOOKS」公式オンラインショップ:https://kitazawabook.official.ec
    北澤書店公式オンラインショップ:https://www.kosho.or.jp/abouts/?id=12010790
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