アンティークロレックスを購入するときの6つの注意点とは

    2023.08.28

    アンティークロレックスは高額なものが多いため、いざ購入するときに不安を感じる人も多いでしょう。特に投資対象として購入するならば、資産価値が上がるものを選ぶ必要があります。本記事ではアンティークロレックスを購入するときの注意点をまとめました。正規品を安心して手に入れる方法や、購入後に気をつけたいことなども紹介しているので、ファッションとして楽しみたい人もぜひ参考にしてください。

    アンティークロレックスの定義とは?

    アンティークロレックスに明確な定義はありませんが、一般的には1970年代以前に製造され、型式番号(リファレンスナンバー)が4桁のものを指します。通常のアクセサリー類は経年劣化で価値が下がりますが、ロレックスの時計には以下のような特長があるため、古いモデルでも高値で取引されることがあります。
    <アンティークロレックスが高値で取引される理由>
    ・世界中に愛好家やコレクターが存在する
    ・腕時計でありながら、美術工芸品として認識されている
    ・定期的にメンテナンスをすれば、長年使えるものが多い
    ・期間限定で製造されているレアモデルが多い
    ロレックスはモデルや状態によっては定価の何倍もの値がつくため、単なるファッション品ではなく、投資対象としても注目されています。実際にどれくらいのリターンを期待できるのか、人気モデルの一つ「サブマリーナ」の価格推移を紹介しましょう。

    ※1977年頃に製造された「サブマリーナ 5513」の実物写真。

    引用元: Chrono24「ロレックス (Rolex) サブマリーナ ノンデイト」

    「サブマリーナ 5513」の中古品の価格チャートによると、2013年からの10年間で資産価値が3倍ほど伸びています。

    サブマリーナ以外にも、デイトナやエクスプローラー、GMTマスターなど、ロレックスには資産価値の伸びやすいモデルが多く存在します。

    ただし、査定価格は時計本体の状態などによって変わるため、希少価値だけではなく「正常に動作するか」や「大きいキズがついていないか」といった点を確認することが大切です。

    アンティークロレックスを購入するときの注意点

    アンティークロレックスを購入するときには、以下のような点に注意する必要があります。
    <アンティークロレックスを購入するときの注意点>
    1.本物かどうか確認する
    2.リファレンスナンバーによる違いを事前に理解する
    3.状態の良さを必ずチェックする
    4.使われているパーツを確認する
    5.修理代がどれくらいかかるのか把握する
    6.ケースバックなどの刻印
    資産価値が伸びやすいものを購入したい人は、一つずつ確認していきましょう。

    1.本物かどうか確認する

    アンティークロレックスの購入にあたって、その時計が「本物であるか?」を事前に確認することが大切です。当然ですが、偽物のロレックスには資産としての価値がないため、いくら精巧に作られたものでも高値で売れることはありません。

    真贋を確認するには、箱や添付書類、実物のシリアルナンバーが一致しているかを見る、ロゴや文字を信頼できる情報源と比較するといった方法があります。ただし、一般の方が真贋を見極めることは困難なため、本物を多数取り扱った実績のある信頼性の高い専門店やショップを選ぶことが大事です。

    2.リファレンスナンバーによる違いを事前に理解する

    ロレックスの腕時計には、製品番号である「リファレンスナンバー」がついています。前述のシリナルナンバーは個体ごとの番号ですが、リファレンスナンバーはモデル番号や型番を表しており、以下のようなことが分かります。
    <リファレンスナンバーで分かること>
    ・モデルの種類
    ・ベゼル(風防につけられる部品)の形状
    ・ケース素材
    ・装飾品
    ・その他の特徴(使用されている宝石など)
    リファレンスナンバーが異なると時計の資産価値も変わります。「サブマリーナ」や「デイトナ」といったモデル名だけでは、製造年や希少性などは判断できないため、ロレックスはリファレンスナンバーまできちんと確認しましょう。

    「1016」のリファレンスナンバーが刻印されたエクスプローラーⅠ

    3.状態の良さを必ずチェックする

    いくら価値が高いとされるモデルのアンティークロレックスであっても、状態の良さは査定に大きく影響します。まずは時計がしっかりと動くことを確認し、目立つキズを細かくチェックしましょう。

    また、付属品が査定に影響することもあるので、外箱や冊子などの付属品も確認することが大切です。

    4.使われているパーツを確認する

    ロレックスには多くのスペアパーツがあり、正規店に修理を出すと新しいパーツに交換してもらえることがあります。しかし、古いパーツ自体に希少性や人気がある場合は、交換によって資産価値が下がってしまう恐れがあります。

    中でも文字盤(ダイアル)は、資産価値に大きく影響するパーツです。ダイアルの年代をチェックしたら、製造当時の塗料やパーツであることを確認しましょう。

    文字盤の積算計が適度に経年変化(ブラウン化)したデイトナ

    5.修理代がどれくらいかかるのか把握する

    アンティークロレックスはパーツが少なく、基本的には経年劣化が進んでいるため、修理代が高額になることもあります。万全なメンテナンスをするには、分解して清掃するオーバーホールなどにかかる費用を把握しなければなりません。

    特に資産価値が上がるまで長く保有する場合は、売却までの大まかな修理代を試算しておきましょう。

    6.ケースバックなどの刻印

    ロレックスの時計には、リファレンスナンバーやロゴマークなどの刻印がさまざまな部分に入れられています。本体のケース(12時の位置)はもちろん、ケースバック(裏蓋)やブレスレットも刻印がよく見られる箇所です。

    刻印はリファレンスナンバーのほか、「いつ製造されたものか」や「オリジナルのパーツかどうか」などを表します。購入前に全て確認することは難しいですが、可能な範囲でチェックしておきましょう。

    アンティークロレックスを安心して購入するコツ

    偽物や粗悪品のロレックスの購入を避けるには、どのような方法で入手すれば良いのでしょうか。アンティークロレックスを安心して購入したい人は、以下のコツを押さえておきましょう。

    信用できる専門店やショップを選ぶ

    アンティークロレックスの価値や状態は、一目で分かるものではありません。特に初心者は、本物と偽物の区別をつける目利きがないので、まずは信用できる専門店やショップで購入することを検討しましょう。

    アンティークロレックスの情報収集で悩んでいる人には、幅広いモデルを取り扱っている「Art Bridge」がおすすめです。買取相談も受け付けているので、ロレックスを売却するときにも利用できます。

    販売価格を比較する

    アンティークロレックスには大まかな相場があるものの、販売価格は店舗ごとに異なります。本体や付属品の状態によっても変わるため、複数の店舗で同じモデルが販売されている場合は、販売価格をしっかりと比較しましょう。

    なお、状態が悪いものは価値が下がるため、価格が安いほどリターンが大きくなるとは限りません。リスクを抑えたいならば、購入価格が高い店舗のほうが無難な選択肢になることもあります。

    あまりにも店舗ごとの価格差が開いている場合は、時計の内部機構に問題を抱えていないか確認しましょう。

    資産価値が上がりやすいモデルを選ぶ

    ロレックスには多くのモデルがあり、人気や希少性によって資産価値の上がりやすさが変わります。実際にどのようなモデルが人気なのか、いくつかの例を紹介しましょう。
    アンティークロレックスブームのきっかけになった「デイトナ 6263」は「ポール・ニューマンモデル」と称されており、状態が良いものは1,000万円以上で取引されることもあります。
    1960年代~1980年代にかけて製造された「エクスプローラー 1016」は、アンティーク品として根強い人気があり、希少性が高いものは700万円以上の値がつけられています。
    上の価格チャートは「エクスプローラー 1016」のもので、2013年からの10年間で価格が3倍以上に伸びています。

    資産価値が上がりやすいものについては、以下の記事でおすすめのモデルを紹介しています。価格上昇率など詳しいデータも確認できるので、本記事とあわせてチェックしておきましょう。

    アンティークロレックスを購入してから気をつけたいこと

    アンティークロレックスは実物資産なので、経年劣化が避けられません。資産価値を落とさないためには、購入後の取り扱いに注意しなければなりません。

    ここからは、アンティークロレックスを購入してから気をつけたい3つのポイントを紹介します。

    必要に応じてオーバーホールをする

    ロレックスの状態を維持するには、時計をパーツレベルまで分解して洗浄する「オーバーホール」と呼ばれるメンテナンスが欠かせません。費用はかかりますが、オーバーホールを依頼すると内部まで手入れしてもらえるため、時計の寿命を延ばすこともできます。

    なお、貴重なパーツが使用されている場合は、正規店に修理を依頼すると新しいパーツに交換されてしまう恐れがあります。希少価値を下げたくない人は、修理専門店への依頼を考えましょう。

    ロレックスのオーバーホールについては、以下の記事でも詳しく解説しています。

    状態が悪化しやすい時期・環境での着用は避ける

    アンティークロレックスは製造から長い年月が経っているので、防水性能などが劣化していることもあります。少しでも故障のリスクを抑えるために、状態が悪化しやすい時期や環境下での着用は避けましょう。

    特に汗をかきやすい夏場や雨風の強い日、水回りでの作業時などは注意してください。

    磁力を発する機械の近くには置かない

    アンティークロレックスは磁力との相性が悪く、故障の原因になることがあります。そのため、磁力を発するスマートフォンやテレビなどのような電子機器の近くには置かないようにしましょう。

    一般的な家庭ではさまざまな電化製品から磁気が発生するため、できればロレックス専用の保管場所を用意してください。

    まずは資産価値が伸びそうなロレックスを探してみよう

    アンティークロレックスにはさまざまな種類があり、モデルや製造年によって取引価格は異なります。まずはデイトナなどの人気モデルに目を向けて、資産価値が伸びそうなものを情報収集することから始めましょう。

    また、ロレックスは購入後にもメンテナンス代など品質を保つための維持費がかかるため、オーバーホールなどにかかる費用を事前に把握し、お金に関する計画も立てておくことが大切です。
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