長く愛されるカリモクの魅力とその価値 │ 高品質の理由や取引価格などを解説

    2023.03.01

    「品質至上」を掲げ、品質へのこだわりを貫いた家具づくりで高評価を受けているカリモク家具。木目や色合いが異なる一本一本の天然木の表情を活かすとともに、味わい深い天然皮革の素材感も存分に活かす確かな技術が強みです。この記事では、国内外で高い価値を持つカリモクの家具について紹介します。
    (TOP画像引用:カリモク60)

    カリモク家具の特徴

    1940年に愛知県刈谷市で創業したカリモクは、人間工学をベースとしたデザインと徹底した品質へのこだわりで、質の高い家具づくりをしています。

    一般社団法人日本家具産業振興会の国産家具認定制度に準拠し、シックハウス症候群などの原因とされるホルムアルデヒドを極力抑えた材料を使用することで安全性にも配慮。
    自社で実施する独自の耐久試験を合格した商品のみを販売し、高品質の家具を製作するブランドとして信頼を集めています。

    「品質至上」の精神

    カリモクは創業以来、「品質至上」を基本理念として掲げてきました。長い歳月をかけて育った木への敬意の念を胸に、「100歳の木を使うなら、その年輪にふさわしい家具を作りたい」という思いを込めて、家具づくりに取り組んでいます。

    「品質至上」の理念を体現するには、確かな信頼性を持つ家具づくりが欠かせません。
    カリモクは「安全・安心・環境」に配慮した家具を国内生産するメーカーとして、日本家具産業振興会の国産家具認定制度に準拠した家具を生産。

    強度や安定性の確保、シックハウス対策など自社独自の高い品質基準も設定し、国内工場にて一貫した品質管理体制のもと、長く愛用できる家具をつくり続けています。

    こだわりの材質

    自然が生み出した芸術ともいえる天然木の魅力は、ひとつひとつの表情が異なるところ。カリモクは、それぞれの天然木が持つ木目や色の濃淡、節を「ナチュラルマーク」と呼び、木の生きてきた証と考えています。

    ありのままの美しさを活かすために、素材選びの過程では一本一本の木目や色合いを厳しくチェック。家具づくりの細やかな過程も妥協なく取り組むことで、仕上げた際には天然木本来の美しさが際立ち、経年変化による豊かな色艶も存分に楽しめるのです。

    天然皮革の素材感

    カリモクは、天然皮革の素材感にも強いこだわりを持っています。独自のシボ調整をおこない、塗膜を薄く仕上げることで、人工的な型押しでは表現できないソフトな手触りを徹底的に追求。

    保湿性・通気性に富んだ天然皮革は、使い込むほどにしっくりとなじみ、味わいが増していきます。本物の皮革ならではの豊かな質感を引き出す技術により革にしなやかさが生まれ、体にフィットする座り心地を実現しました。

    カリモク60のデザインが人気を博す理由

    「カリモク60」は、カリモクが本格的に自社製品の生産を開始した1960年代に誕生した家具から時代が変わっても色褪せない普遍的なデザインを選び抜き、現代に新たな製品として復刻させたシリーズです。当時の原型を活かしながら、木材や張地、クッション素材を改良し、より品質を高めました。

    あらゆるスタイルのインテリアに合わせやすく、レトロでありながら温かみのあるデザインを持つカリモク60は、多くの人を魅了しています。

    モノづくりへの情熱を体現

    カリモク60が生まれた1960年代の日本は、高度経済成長期。「世界に通用する商品をつくりたい」という熱い思いを胸に、国内のあらゆる企業が技術力を駆使してモノづくりに情熱を注いでいました。

    「刈谷木材工業」という小さな木工所としてスタートし、当初はミシンのテーブルやピアノの部品といった木工製品の生産を下請けしていたカリモクは、1962年にオリジナルの国産家具の生産・販売をスタートしました。時代の波に乗り、カリモクは高品質なモノづくりをより追求していったのです。

    人体に優しい家具として名高い

    カリモクは、家具を使う人の安全を守るために、シックハウス症候群などの原因となるホルムアルデヒドなど、人体に有害な物質の放出量を徹底的に抑えて家具を生産しています。

    合板やパーティクルボード、MDFといった木材を原料とした資材から接着剤、塗料に至るまで、JIS・JAS規格の最高ランクとなる「F☆☆☆☆」を取得。体に優しい家具として厚い信頼を得ています。

    職人が仕上げる国産家具

    カリモク60の製作は、機械による作業で効率化を図りながらも、多くが手作業により進められています。
    木のひとつひとつには個性があり、硬さや密度、色合いや肌理(キメ)がそれぞれ異なります。製品の均一性を保つため、木工加工や塗装では人の手による丁寧な作業が欠かせません。

    経験と技術をあわせ持つ熟練した職人の手により、カリモク60は仕上げられていくのです。

    カリモク家具はオークション市場で価値がある?

    国産高級家具ブランドとして世界的に知れ渡っているカリモクの家具は市場価値が高く、良い状態であれば高額で取引されています。

    ここでは、カリモクを代表する家具を中心に、商品の特徴やオークションでの落札価格をご紹介します。

    カリモク domani/ドマーニ「Excel-Life/エクセルライフ」

    高級感漂うシンプルでモダンなフォルムが美しい、カリモク domani/ドマーニ「Excel-Life/エクセルライフ」は、ドマーニコレクションの最高峰。「シンプル&フレキシブル」をコンセプトに上質な素材を使って生み出される洗練されたデザインは、住む人の個性を輝かせ、ワンランク上の暮らしを演出します。

    カウチソファセットをはじめとする、最上級の品質を誇る本革を贅沢に使用した総張りのソファは上質の座り心地をとことん追求。3層構造シートを採用し、ソファ上部にはフェザーを使用することで身体への負担を軽減しました。

    体をやさしく包み込むような、心地よい時間を与えてくれます。多様なスタイルの住まいに合うモダンなデザイン、贅を尽くした素材感は座るたびに心を豊かにする特別感も魅力的です。

    エクセルライフのソファは、Yahoo!オークションにて約42万円の落札実績があります。

    カリモク domani/ドマーニ「Forza/フォルザ」

    カリモク domani/ドマーニ「Forza/フォルザ」は、19世紀前半に英国で流行したリージェンシースタイルをベースに、現代のライフスタイルに合わせてより洗練したデザインに落とし込んだシリーズ。直線と曲線が見事に融合した優美なシルエットは木目の美しさを際立たせ、暮らしを華やかに彩ります。

    宝石のような八角形のフォルムと、希少なダニエラ材を使用した美しい木目が思わず目を惹くキュリオケースは、左右に接続して三連結することでより豪華に。トップに組み込んだ内部照明はお気に入りの食器やコレクションアイテムを美しく輝かせ、インテリアの主役として圧倒的な存在感を放ちます。

    フォルザのキュリオケースは、ヤフオク!にて約65万円での落札実績があります。

    カリモク domani/ドマーニ「QUEENS LIFE/クイーンズライフ」

    カリモク domani/ドマーニ「QUEENS LIFE/クイーンズライフ」は、18世紀末から19世紀にかけて、イギリスの家具デザイナーであるトーマス・シェラトンによって確立されたシェラトン様式を受け継いだシリーズ。気品あふれるデザインは、伝統的なスタイルのなかに現代の機能性を融合させることで生み出しています。

    ステンドグラス風の扉のデザインが目を惹くキュリオケースは、全面をガラスとミラーで構成。シンプルでありながら上質感のある佇まいと、高さを抑えたインテリアに取り入れやすいサイズ感が魅力です。

    また、伝統的なシェラトン様式を忠実に再現したダイニングチェアは、装飾的な背板と鋲を打ち込んだ座面のデザインがクラシカルで美的。レトロモダンな雰囲気の上質な布張りと、使い込むほどに味わい深くなる本革張りの2種類の座面が、最高の座り心地を与えてくれます。

    ヤフオク!では、キュリオケースが約22万円、ダイニングチェアが約20万円で落札された実績があります。

    カリモクの中でも価値の高い製品

    カリモクが生み出す家具は、ひとつひとつにこだわりが込められ、デザイン性や完成度の高さから多くの支持を集めています。

    ここでは、カリモクが作り出してきた数々の名品の中から、ソファ、ダイニングテーブル、ベッドから3点をピックアップしてご紹介します。

    カリモク 長椅子ロング「ZS9713WK」

    ECサイトでは約116万円で販売されている、トリプルクッション構造で極上の座り心地を実現したヌバック調のソファです。シートや背もたれ、肘掛けなど、身体に触れる部分すべてにフェザーを入れ、中袋はフェザーの片寄りを防ぐ立体キルト縫製を採用。ふわふわとした心地よさに包み込まれる感覚を味わえます。

    また、撥水加工を施した最上級素上げ革「アメンド」を使用しているため、万が一飲みものをこぼしても水分が革の内部に吸収されません。汚れを気にすることなく革の風合いを楽しめます。横幅は237cmとゆったりサイズ。大人3人でも座れて、家族や友人とくつろぎの時間を過ごせます。

    カリモク ダイニングテーブル「DE6210XR」

    「ビベンテ」シリーズより、直線の美しさを極めたシャープなデザインが特徴的なダイニングテーブルです。
    世界三大名木のひとつ、ウォールナットを使用しているため、スッキリとしたフォルムでありながらラグジュアリー。八の字にデザインされた脚部は天板の少し内側に付いているため、テーブルの短辺部分に椅子を置きやすく、座ったときにテーブルの脚が邪魔になることもありません。

    脚部に角度をつけて動きを出したデザインで、重厚感の中にも軽やかさを感じさせます。モダンなインテリアづくりにぴったりです。ECサイトでは約56万円で販売されています。

    カリモクウッドスプリングベッド「NW71モデル」

    高さを抑え、リラックス感を高めたロータイプのベッドです。フラットなヘッドボードと、マットレスよりも一回り大きなフレームデザインは、これ以上ないほどにシンプルで上質。2段階で脚の高さを調節でき、ベッドからの落下が心配な場合には、脚を取り外せばマットの高さが27cmと低くなるため安心して使用できます。

    ECサイトでの取引価格は約42万円。その価値はデザイン性だけでなく、身体全体をウッドスプリングで支えながら部位ごとに硬さを微調整できるという、身体に合わせた心地よさ、至極の寝心地を生む構造にあります。

    まとめ

    1960年代の高度成長期に「これからは洋家具の需要が伸びる」と考え、オリジナル家具の製作に着手したカリモク。時代を見据える確かな視点と優れたデザイン力、職人の技術が結束して生まれた国内で最高峰の家具メーカーです。

    カリモクの製品は、クラシックでありながらシンプルでモダン。その普遍的なデザインはインテリアの完成度を高める力があります。優れた仕上がりと、上質な木や革の温もりが大きな魅力となって、高品質の家具づくりに取り組むカリモクはこれからも愛され続けるでしょう。
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